
「結婚相談所って、モテない人の集まりなの?」
婚活前の私も、正直そんな不安がありました。
でも実際に入会してみると──想像とはまったく違う世界があったんです。
理想の夫(ゆうまる)と成婚退会して10年。
いまだから分かる「結婚相談所はモテない人の集まり」の真実と誤解を解いていきます。
この記事を読めば、結婚相談所に対する偏見や不安がスッと消えて、「結婚したい」という思いを一歩前に進められるはずです。


■いちこ
オーネットで婚活して成婚退会、結婚10年目
■家族構成
夫・子ども(小学生2人)の4人家族
■婚活歴
25歳の時に結婚願望のない彼氏とお別れ。合コン、街コン、婚活パーティー、友達の紹介などで出会いを探す。
27歳の時に入会した結婚相談所で2年の婚活の末、オーネットで夫(ゆうまる)と出会い結婚。
現在穏やかな結婚生活を満喫中。
私が相談所で感じた“モテない人ばかり”という印象通りだと思った点/違った点


結論から言うと、モテそうな人・魅力的な人は、結婚相談所にも確実にいますが人気があり競争率が高いです。
私は10年前に結婚相談所「オーネット」で2年間活動し、“印象通りだった部分”と“違った部分”の両方がありました。
実際に「この人はモテなさそう」と思った人もいた


活動初期は、正直「恋愛市場ではあまりモテなさそう」と思う人もいました。
「断っているのに、しつこく連絡が来る」
「プロフィールで見た写真と印象がかなり違う」
といったケースもあり、体感としては全体の2~3割ほど。
ただ、これは学校や職場でも同じで、「どこにでも一定数いるな」という感覚でした。
- 会う前にメッセージをやり取りして雰囲気を感じ取る。
- プロフィール写真がゆがんでいる・ぼやけているなという人は強めの加工がかかっている。
このあたりを理解してからは、そうした“モテなさそう”な印象の人に出会うことは、ほとんど無くなりました。
「モテそう」な人たちは確かにいる、でも“会えない”


一方で、「この人、結婚相談所にいなくてもモテそう」と思う人も少なくありませんでした。
ただし、そういう人はとにかく人気。
メッセージを送っても返ってこなかったり、オーネットの掲示板(マイページ上のメッセージ交換スペース)を閉じられてしまうこともよくありました。
つまり、恋愛市場でもモテそうな人ほど、会うまでのハードルが高いというのが実情です。
実際に出会った“魅力的な人”の具体例


そんな中でも、印象に残っている方がいます。
条件の高い男性とマッチングし、2回目のデートで少し高級なレストランに行ったときのこと。
私は高級レストランに慣れておらず、その金額に躊躇してしまいました。
1回目もこの男性は奢ってくれたので、同じ流れで奢ってくれそうな予感…。気を使って一番安いコースを頼もうとしました。
私の気持ちを察してくれたのか「初めてのお店では一番人気のものを食べてみたいな」と、と笑顔で提案し、自然に高いコースを頼んでくれました。
もちろんスマートにお会計をしてくれ、「この人は本当に素敵だな」と思ったのを覚えています。
結局その方とは交際終了になりましたが、この後に最高の夫(ゆうまる)と会えたので今では良い思い出です。
なぜ“モテない人の集まり”という言葉が生まれたのか?


「結婚相談所」って、婚活の最後に行くところ、モテない人が行くところというイメージがありました。
実際に、私もそういった不安を持っていたのは確か。
結婚相談所はみんな非モテしかいないのか!
— -Dread公爵ー (@DreadeeeeeZe) July 23, 2025
モテない人しかいないのかあ🥺 https://t.co/7nLWFy62g3
でも実際にオーネットで活動したら、理想的な今の夫(ゆうまる)と出会えて結婚できました。
なぜそういった「モテない人の集まり」という言葉が生まれたのでしょうか?
婚活・恋愛観の違いからくる誤解
婚活の場では、「モテ」の基準が学生時代とは大きく違います。
20代~30代の婚活世代は、人生の多くを「学生時代の価値観」で過ごしてきた人も多く、「モテ=見た目・おもしろさ・クラスで目立つこと」といった基準を引きずりがちです。
でも、婚活で評価されるのは「安定した仕事・誠実さ・価値観の一致」といった大人の魅力。
そのため、学生時代には目立たなかったタイプの男性が、結婚相談所では意外と人気になることもあります。
一方で、昔の恋愛観のままの人から見ると、そうした男性は「モテない人の集まり」と誤解されてしまうというのが私の見解です。
昔の相談所・過去の実態が残す影響
結婚相談所に「モテない人の集まり」という印象が残っているのは、昔の婚活事情が影響している部分もあります。
10年前はまだネット婚活が広がる前で、条件マッチングもアナログな時代でした。
結婚相談所と言えば、完全仲人型が主流の時代です。
私が活動していた当時も、地元で検索してみたところ、マッチングしたのはわずか数人ということもあり、「出会いが少ない場所」という印象を持つ人が多かったように思います。
しかし現在では、データマッチング型の結婚相談所が主流となり、全国規模で出会える環境に変化しています。
2010年代前半に約2,000〜2,500社ほどだった相談所は、現在では3,500社以上に増加。成婚退会者数も年々伸び続けています
結婚相談所の利用者も増え続けています。


それでも、当時の口コミや古いデータがネット上に残り続けているため、今の実態とのギャップが“モテない人の集まり”という誤解を生んでいるのかもしれません。
実際の会員層データから検証!“モテない人”説の真偽


「結婚相談所=モテない人の集まり」というイメージが本当なのか、実際の会員データから見てみましょう。
IBJやオーネットなど大手結婚相談所では、毎年会員層に関する統計データを公表しています。
年収・学歴・職業の傾向
日本最大級の結婚相談所連盟「IBJ」全体のデータを見ていきます。


男女ともに4~500万円がボリュームゾーンと言うデータ結果です。
日本男女別平均年収(2025年)は、男性481万円・女性366万円です。
結婚相談所に登録している男女は、男女ともに現代の平均年収を上回るという、「婚活市場モテ」要素があることがわかります。


IBJのデータによると、男女ともに大卒・大学院卒が大半を占めています。
学歴面でも「モテない」どころか、社会的に安定した層(婚活市場モテ)が中心です。


続いて職業についてです。
- 男性は会社員・技術職・専門職が多数。
- 女性は会社員・医療系職種(看護師/医者/医療従事者)・公務員など堅実な職業が多い。
どの職業も社会的地位があり、一般的に「忙しい」とされる職業です。
このデータから推察すると、婚活では人気のある条件の人たちは、仕事が忙しく出会いが少ない層が多いのではないでしょうか。
出会い機会の少なさ・時間・環境の要因
10年前私がオーネットを利用した際に、夫(ゆうまる)のほかに真剣交際に進んだ男性がいました。
その方は大手印刷会社の技術職の男性。
とても忙しく、毎日夜0時近くまで働いていました。
大手なので、土日祝はお休みでしたが進捗状況によっては出勤することも…。
こんな状態じゃ、出会いを探す時間すら満足に持てないだろうな…と思ったのを覚えています。
また、友人のとの合コンで知り合った大手電機メーカー勤務の男性も、毎日夜0時近くまで働いていました。
社会的地位がある男性って基本めちゃくちゃ忙しい(特に技術職)です。
そういった環境にあると、時間がない中で結婚相手を探すのに効率的な結婚相談所にたどり着くのも自然なことに思えたのが印象に残っています。
モテる/モテないでは測れない?結婚相談所で大切な視点


「結婚相手はひとりだけ」。
相談所では「誰からもモテること」ではなく、「自分に合うたった一人から選ばれること」だけに集中するべきです。
複数の人に好かれても、理想の結婚相手とは限りません。
これは、結婚相談所じゃなくても、どの出会いでも同じことが言えます。
【令和は3生?】結婚相手に求める条件の変化
10年間と比べると、結婚相手に求められる条件も変わってきています。
今の婚活は3高じゃなくて3生って言うゾ!
— ぶるすこ (@brskfa) August 19, 2025
わたしはいわゆる3高(高身長・高収入・高学歴)を重視していましたが、4低(低姿勢・低依存・低リスク
低燃費)や3生(生存力・生活力・生産力)が重要なんだそうです。
#結婚相手に求める三大条件
— ズシ@低身長でもモテる恋愛コンサルタント (@zushi_lovesprt) June 15, 2020
が3高から3生に移り変わってきてるらしい。
3生の方がハードル下がって婚活しやすいんかな?
と思って見たら、もっと努力と能力が求められてる気がする(笑)
でも確かに、生存力、生活力、生産力がない人と結婚するのはギャンブルすぎて危険だなとも思う。 pic.twitter.com/rsnCql8eQs
10年前の婚活 | 数年前の婚活 | 現在の婚活 |
---|---|---|
《3高》 高身長 高収入 高学歴 | 《4低》 低姿勢 低依存 低リスク 低燃費 | 《3生》 生存力…困難な状況や予期せぬトラブルに対応し、逆境を乗り越える精神的な強さ。 生活力…日々の生活を問題なく送る力。 生産力…社会に貢献する力、仕事で成果を出す力、経済力を生み出す力です。 |
つまり、「見た目や条件の良さ」よりも、一緒に生きていける力が重視される時代になっていると言えます。
実際に選ばれた要素とは?~私たち夫婦の場合~




私(妻)が重視していたのは、
- 安定収入・包容力・価値観の一致
でした。
逆に夫(ゆうまる)は、
- 適齢期・生活力・居住地と出身地
など“結婚後をイメージできる力”を重視していたそうです。
もちろん、結婚相談所での条件マッチングしていることが前提ですが、現実的に穏やかで幸せな結婚生活に繋がったなと思う「選定基準」は上記の要素です。
つまり、結婚相談所で理想の相手に選ばれるためには「条件だけでモテる」ではなく、現実の生活を共にできる人であることが大事です。
“モテるかどうか”ではなく、“信頼して一緒に暮らせるか”が、最も大切な視点なのだと思います。


誤解を解くためのチェックリスト & 見極めポイント
結婚相談所=モテない人の集まりというのは違います。
いままで書いてきた内容を、まとめて「結婚相談所で理想の相手を見つける」ためにチェックするべきポイントをまとめました!
あなたの「モテない人の集まり」のイメージはどこから来た?


「結婚相談所にはモテない人が多そう」と思ったとき、その印象はどこから来たものでしょうか?
チェックリストで確認してみてください。
- ネットの古い口コミや体験談をうのみにしていませんか?
- 「恋愛経験が少ない=魅力がない」と決めつけていませんか?
- 「モテる=良い結婚できる」と思い込んでいませんか?
マッチングアプリはまだ無料だからできるけど婚活相談所までいって高いお金払ってまでする婚活は辛すぎるから絶対にしたくない……!!!! 結婚相談所にいる男性も最後の砦に手を出したモンスターだらけと噂には聞くけど実際のところどうなんだろう?
— さりまる🌸 (@sarychan9119) December 8, 2023
一度は見たことありませんか?SNSやネットで「結婚相談所はモンスターだらけ」「イケメンがいない」などの投稿。
リアルに結婚相談所を利用した私からしても、普通にハイスペや魅力的な人がいるので、印象が違いました。
10年前ですらそう思ったので、今は余計に「いつの話だろう…」って思います。
結婚相談所には、「恋愛よりも結婚を真剣に考えている人」が集まっているだけです。
今どきの“良い出会い”を見極める3つのポイントは?


いまの結婚相談所ではどんな人が「選ばれている」のでしょうか。
恋愛市場での“モテ”とは少し違い、結婚相談所では次のようなポイントが重視されます。
- 誠実さや約束を守る姿勢があるか?
- 現実的な生活力があるか?
- 相手を尊重できるかどうか?
誠実さや約束を守る姿勢があるか?
異性にモテるよりも「信頼できる」ことが、結婚後も良好な夫婦関係を築くのに重要です。
現実的な生活力があるか
年収や学歴だけでなく、家事能力・金銭感覚・仕事との両立など、生活を整える力が大事だと、私自身も実感しています。
相手を尊重できるかどうか?
相手の立場を理解し、話を聞ける人ほど、結婚生活も穏やかで楽しくなるはずです。



女性軽視のような発言がある男性はNGです。
つまり、「外見的なモテ」ではなく、「人として信頼できるか・安心して暮らせるか」が見極めの軸になっているのです。
チェックリストまとめ:あなたはどのタイプ?


今日、この記事を読んでくれているあなたはどんなタイプですか?
あなたがどんな婚活を望んでいるか、簡単に振り返ってみましょう。
- 恋愛よりも「安心できる関係」を築きたい
- 条件よりも「価値観の一致」を重視したい
- “選ばれる”より“選び合う”結婚をしたい
これに一つでも当てはまる方は、結婚相談所での婚活に向いています。
結婚相談所は「モテない人の集まり」ではなく、「真剣に“自分に合う人”を探している人たちの集まり」なんです。
結婚相談所を選ぶときの“会員層を確かめる視点”


結婚相談所選びは「モテる・モテない」よりも理想の相手との「相性」です。
結婚相談所の会員層をしっかり見て、自分に合う環境を選ぶことが、幸せな結婚への近道になります。
会員層を確かめるチェックポイント
結婚相談所によって在籍している会員の特徴の概要が掴めます。
入会前に、次のような点を確認してみましょう。
- 公式サイトの会員データ公開ページを見る(年齢・年収・職業などの統計)。
- 無料相談やカウンセリングで質問してみる。
- 口コミ・SNS・体験談を調べる。
- 成婚者の傾向レポートがあるか確認する。
カウンセリングの際に「どんなタイプの方が多いですか?」「活動が活発な年代は?」と聞くだけでも、
相談所の雰囲気がかなりわかります。
チェックしてみて、各項目をチェックしてみてください。
会員層を見るときの注目ポイント
結婚相談所の会員データ公開ページを見るにあたり、注目すべきポイントがあります。
年齢層のバランス
一般的に、結婚相談所には男女ともに20代~40代が多いです。
相談所によっては、20代~30代が多い相談所、30代が最も多い相談所があります。
自分の希望する年齢層のある相談所を選びましょう。
職業・年収のボリューム層
年収や職業層も相談所によって差があります。
「会社員中心」「医療関係が多い」「技術職が多い」など傾向が見える場合も。
たとえば、年収のボリューム層が400万円・500万円・600万円前後など微妙に異なるため、公開データを見比べてみるのがポイントです。
地域
居住地が近い相談所を選ぶと、その地域の会員が多いはず。
出会った相手と関係を築きやすく、うまく行った場合もお互いに仕事を続けやすいです。



僕は、結婚後をイメージして相手の居住地と出身地を見ていました。
都心の相談所では「表参道エリア」「新宿エリア」など細かく分かれている場合もあります。
実際の登録会員の声・体験談
公式サイトに掲載されている体験談だけでなく、SNSやブログなど第三者のリアルな口コミも参考になります。
公式ページでは分からない“実際の活動のリアル”や“マイナス面”を知ることができるからです。



今後、有料アンケートを実施してオーネット以外の結婚相談所を利用した方のリアルな口コミを公開予定です!


「モテない人の集まりなのかな?」と不安に思うよりも、どんな会員が多い相談所なのかを見極めることが大切です。
自分の希望や価値観に近い会員層の相談所を選べば、自然と理想の出会いに近づけるでしょう。
まとめ — 結婚相談所=モテない人の集まり、ではない理由
結婚相談所は、「モテない人の集まり」ではありません。
実際には、仕事や環境的に出会いが少ないだけで、誠実で安定した魅力を持つ人たちが多く活動しています。
結婚相談所の出会いは、“恋愛市場でモテるかどうか”ではなく、「自分と価値観の合う人に出会えるかどうか」が本質です。
昔のイメージやSNSの噂に惑わされるよりも、今のリアルな会員層を知り、自分に合った環境を選ぶことが大切。
「誰からもモテる」よりも「たった一人に選ばれる」その先にこそ、穏やかで幸せな結婚生活があります。
あなたの婚活が、「モテる・モテない」ではなく“信頼できる人と出会える婚活”になりますように。
最後までお読み下さり、ありがとうございました!


コメント